大阪市の名建築を訪ねて
大阪市内の名建築をご紹介♪
前回・前々回とレトロビルをご紹介してまいりましたが、今回は現代建築も取り上げます。
①オーガニックビル
【住所】大阪市中央区南船場4-7-21
【竣工】1993年２月
心斎橋駅の北側、西区にもほど近い「南船場」エリアでひときわ異彩を放つ建物が、この「オーガニックビル」です。
鮮やかなテラコッタ色の壁面に植物が生い茂るという奇抜なデザインは街を歩いていれば目を奪われること必至。
半球状やチューブ状の鉢植えは合計132個もあり、様々な種類の植物が植えられています。
設計はイタリアの著名な建築家ガエタノ・ペッシェ氏によるものだそう。
季節を問わず常に状態の良い観葉植物が植えられており、緑の少ない都会ではちょっとした安らぎを感じられるスポットでもあります。
②生駒ビルヂング
【住所】大阪市中央区平野町2-2-12
【竣工】1930年（昭和５年）
堺筋線「北浜駅」のすぐ南側にある、重厚感ある建造物です。
屋根部分の時計がレトロで可愛らしいですね。実はこちら、明治時代から続く「生駒時計店」の本社ビルなんだそう。
外壁にはスクラッチタイルと呼ばれる、ホテルや銀行にも用いられてきた技法が使われており格式を感じさせます。
③大阪農林会館
【住所】大阪市中央区南船場3－2－6
【竣工】1930年（昭和５年）
こちらも心斎橋駅の北側、先ほど取り上げた「オーガニックビル」より少し東にあるレトロビルです。
角地に建っており、ちょうど角にある１階エントランス部分がなんとも優雅なデザイン。
中には家具店、美容室、アパレルショップ、デザインオフィス等のテナントが軒を連ねています。
内部のエントランスホールも歴史を感じさせるアール・デコ調のデザインとなっているので、お買い物ついでに建物を見学するのも一興！
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